結束バンドの太陽光による劣化について

配線ケーブルを束ねて整理ができるのが結束バンドです。

屋内だけでなく屋外での利用も多いかと思われますが、屋外利用の場合では太陽光の影響を受けやすくなるため、耐候性が高いものを選ぶ必要があります。太陽光の結束バンドの寿命を短くする要因の一つです。利用する環境で結束バンドの性能を維持するためには、これらの要素を十分に考慮しなければなりませんし、材料の選択や使用方法などについても注意を払いましょう。

結束バンドの材料に応じて耐候性予測寿命の推定が可能になりますが、材料の種類には66ナイロンやポリプロピレンがあります。66ナイロンには標準タイプを始め、耐熱や耐候性タイプなどがあります。材質毎の予測寿命は結束バンドを取り扱っているメーカーの公式サイトを使うことで分かりますが、最も予測寿命が長いと言われている材質はステンレススチールで、寿命としては30年以上です。一般的な標準66ナイロンの予測寿命が1~2年ですから、太陽光発電システムのケーブルに使用する時などは寿命が長いとされているものを選んでおけば安心ではないでしょうか。

ステンレススチールはステンレス鋼とも呼ぶクロムもしくはクロムとニッケルの化合物で、錆難い合金鋼です。そのため、塩害を受けやすい地域などでも安心して利用することができる、太陽光による劣化速度を遅くできるなどのメリットを持ちます。尚、塩害は特定地域のみで生じるものですが、紫外線は設備を導入するすべての場所で生じるものなどからも、耐紫外線のアイテムを選ぶことが長く使い続けるコツです。

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