照明器具を簡単に移動使用できる配線ダクトとは?

配線ダクトは一般的にはケーブル類をライン状にひとまとめに収納し、部屋の片隅に設置、ケーブルに脚を引っ掛けないための防止策としてや、ケーブル本体の保護のために設けるものです。

しかし住宅業界で配線ダクトというと、現在は照明器具の取付けや電源供給のためのレール状のもののことを指すことが多くなっています。この住宅設備はライティングレールと呼ばれることも多く、リフォームやリノベーションの際に設置要望がよくある人気の電気設備です。レール内全体に電気が通っていますので、レール内であればどこでも照明器具を機能させることが可能です。またレールは製品にバリエーションがあり、1m、2m、3mと部屋のサイズに合ったものを選択することもできますし、任意の長さに切って使用することもできますので大変便利です。

またレールを複数準備し、連結使用も可能、L字型・十字型・四角形など好みの配置もできるのです。そして照明器具は単体でも移動使用できますし、複数設置しても同様です。レール1本当たりの消費電力の合計が1500Wまでなら何個でも取付け可能ですから、部屋の雰囲気や好みに応じてライトアップができるようにもなります。

通常、住宅の天井には1つのペンダントコンセントしかありませんから、このタイプの配線ダクトに交換するだけで照明器具にはかなりの自由度を得ることができます。従ってリノベーションやリフォームをしないまでも、ライティングレールと呼ばれるこのタイプの配線ダクトに交換工事を施工するだけでも、部屋の雰囲気は一気に変わることになります。安価に導入できますし、照明器具以外のものも接続できますから、例えば掃除機の緊急電源コンセントとしても便利に使えることができるのです。

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