LANの構築を行うには、LANポートにlanケーブルを接続します。
伝送速度や通信速度を重視する場合には、カテゴリを見てlanケーブルを選ぶ事になりますが、一方で選び方としては形状で選ぶという方法もあります。
lanケーブルの形状は「スタンダード」「スリム」「フラット」が存在しています。
スタンダードは、AWG24の太い導線を使っており、直流抵抗値と周波数特性に優れていますので、安定した通信を行いたい時に適している形状です。
導線が太くなっていますので、曲げるといった事がしにくいのが難点であり、機器の背面と壁の距離が近い場合、スペースに余裕が必要になってきますので注意しなければいけません。
直径3.8mmのスリムなケーブルである「スリム」はケーブルが柔らかくなっていますので、床や壁に這わすのに適しています。
スタンダードのような物理的な特性を重視せずに、取り回しを重視するのであれば、「スリム」を選択するのが良いでしょう。
隙間やカーペットに通すのであれば、「フラット」という形状があります。
「フラット」は他の形状と比べて導線が平らになっているのが特徴であり、この形状のおかげでカーペットの下に這わせてケーブルを見えないようにする事で、綺麗に使いこなす事が出来るようになります。
但し、他の形状と比較して、引っ張り強度や耐ノイズ性能が劣っていますので、LAN環境を構築する場合、速度重視の環境を作るのに適していません。