データの伝送速度は、ネットワーク機器ではなくlanケーブルがボトルネックになっていることもあります。

例えば100Mbpsにしか対応していないカテゴリ5以前のlanケーブルであれば、ネットワーク機器が10Gbpsに対応していたとしても100Mbpsでの転送速度になってしまうことがあるのです。それだけでなく、内部の導線にシールドが施されていないタイプのケーブルはデータの伝送中に外部からの電磁波などの影響を受けやすくなってしまうので速度が低下してしまうだけでなく伝送の途中でエラーが発生してしまう恐れがあるのです。

このような問題を避けるためにも、使用するlanケーブルに関しては注意が必要になります。10Gbpsに対応したネットワーク機器を使用しているのであれば、同じく10Gbpsに対応したlanケーブルを使用することが重要です。10Gbpsに対応したlanケーブルはカテゴリ6eやカテゴリ7が中心ですが、その中にもUTPケーブルやSFPケーブルなど酒類が豊富です。

光ファイバーケーブルを使用したSFPは外部からの電磁波の影響を受けにくくなり、高速なデータ伝送が可能になりますがコストが高くなってしまう点には注意しましょう。それからSFPケーブルはコネクタの形状が独自規格なので、購入する前に規格が一致しているものかどうかを確認しておくことも重要です。以上のことから、ネットワークの伝送速度が遅い場合にはケーブルの種類に注意しましょう。