無線lanが普及しているとはいえ、安定した大容量通信が求められる場面では有線lanが有効な選択肢です。

有線lanを構築するためにはlanケーブルが必要となります。このlanケーブルには、普通タイプ、極細タイプ、フラットタイプという大きく分けて3種類のものに分類することができます。特徴としては、普通タイプのケーブルはノイズに強く、長距離通信に向いていますが、その他と比べて、ケーブルが太く、設置や持ち運びはしにくくなっています。

極細タイプは普通タイプよりもケーブルが細いため、機器と機器の間の配線等がしやすいのですが、ノイズに弱く、ケーブルの耐久性も低くなっているという欠点もあります。フラットタイプは平たく薄型の形状のケーブルのため、カーペットの下や細かな隙間を通す場合は有効ですが、極細タイプと同じように、ノイズに弱く、長距離通信には不向きとなっています。lanケーブルの敷設に問題がない場合は、普通タイプのケーブルを使用されること多いです。

しかし、配線によって段差を作りたくない場合や、部屋の内観を損ねないようにケーブルをカーペット下等に隠したい場合にも、フラットタイプのlanケーブルは有効な選択肢になります。フラットタイプのデメリットであるノイズの弱さも、一般家庭で使用されるケース程度であれば、それほど気にする必要はないと言えます。自身が使う環境に応じて、適切なlanケーブルの形状を選ぶことで満足のいく通信環境を構築することが出来ます。