企業のコンピューターから個人情報が流出するトラブルが多発しています。
ヒューマンエラーによる流出も少なくはありませんが、その原因として深刻だと指摘されているのがコンピューターウイルスです。以前はSF映画の産物だったコンピューターウイルスですが、近年では実際に日本国内でも多くのトラブルが起きています。ウイルスの侵入経路は色々ですが、ネットワークの脆弱性を悪用される事案が多いです。この頃では企業の職場にも、Wi-Fiが設置され始めています。
ワイヤレス通信は便利な接続の方法ですが、セキュリティ対策の面ではむしろlanケーブルよりも劣ります。悪意を持つ第三者が、Wi-Fiの脆弱性を悪用して企業のコンピューターに不正アクセスをしたり、個人情報を流出させるウイルスを仕込む等、ワイヤレス特有の欠点が大きな問題に繋がりやすいです。そのため近年ではセキュリティ対策の観点からあえてlanケーブルを利用する人や企業が現れました。
lanケーブルは物理的にネットワークと機器を結ぶため、Wi-Fiよりも情報セキュリティーの面で優れています。オフィスで使われるデスクトップパソコンなどは決まった場所でしか使われません。むしろWi-Fiよりもlanケーブルの方が適していますし、一度置かれた場所から頻繁に動かす必要性も無いです。また現実問題として社内にWi-Fiを設置すると意識が低い社員が私物化したり、職場で私的な作業をしてウイルス感染に至る等、そもそもセキュリティ対策の観点からオフィスの場所では最初からlanケーブルだけの方か得策とも言えます。