lanケーブルの内部

lanケーブルの内部は、ツイストペアか同軸かフラットかによって変わります。

同軸ケーブルの内部芯線はAWG28番線(AmericanWireGauge略で、アメリカワイヤ径の意)です。数字が大きくなれば、lanケーブルの内部芯線の径は細くなります。同軸ケーブルはAB-CDで表わし、Aは芯線を覆う絶縁体の径で5mm、3mmで表します。

Bは特定インピーダンス(Impedanceの訳で、電圧と電流の比の抵抗値の意)75オームがCで、50オームをDで表します。Cは絶縁体の素材を表し、2が従来PVC(PolyVinylChiorideの略でポリ塩化ビニルの意)でしたが、エコロジーの関係でポリエチレンに変わっています。

Dはシールドの重度で、Vが編組が1重でWが2重です。エコロジーの関係とは、ポリ塩化ビニルは塩素が含まれており、燃焼すると重金属を触媒にして低温(300度C)でダイオキシンが発生するからです。高温(850度C以上)では発生しないと言われています。燃焼ではハロゲン発生も危険であり、LSZH(LowSmokeZeroHalogenの略で、低煙無ハロゲンの意)ケーブルとしてPVCから変わりつつあります。

イーサネットの名前は、アメリカXrox社のPARC(PaloAltoResearchCenterの略で、パルアルト研究センタの意)で、RobertMetcalf(ロバート・メトカーフ)が1976年に発表したもので、日本語でエーテルと呼んだ光や熱、電波を伝える空中に充満しているEther(イーザ)と名付けています。イーサネットlanケーブルはABCの名前で、Aは転送速度10Mbps、100Mbpsなどです。Bは変調方式でBasebandかBroadband、Cは媒体の情報でTはツイスト、Fはファイバです。lanケーブルの仕様に100Base-Tと記載されています。

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