メガソーラーはメガワット単位での出力を得ることができる太陽光発電のことを指します。
主に産業用に使われるものですが、太陽光発電の性質上、広大な面積が必要であり、また膨大な電気配線が必要です。
そもそも太陽光発電は家庭用にしてもメガソーラーにしても仕組みは同じで、太陽電池パネルが明るさを電気エネルギーに直接変換するものですが、1枚の太陽電池パネルが発電出来る電気は直流電気であり低電圧で得られるエネルギーも1キロワット以下です。
このため複数の太陽電池パネルで発電した電気をパワーコンディショナと呼ばれる機器に集めて、家庭用や産業用に使える電気に変換する必要があります。
このため太陽光発電では大量の配線が必要になり、このさいに配線を固定するために使われるのが結束バンドです。
結束バンドは樹脂で出来たもので固定するために使われます。屋内で使われるものから屋外で使われるものまでさまざまで、耐候性のものも売られていますが、メガソーラーの場合には長期間にわたって屋外にさらされるため耐候性の良い結束バンドが必要になります。
メガソーラー用の結束バンドは、単なる耐候性だけでなく腐食生成物に対しても強い必要があります。
腐食生成物としては塩化亜鉛や塩化カルシウム、塩化ナトリウムがあり、特に塩害地域ではこの対策が重要になります。
また塩害地域では結束バンドの他にもパネルやパワーコンディショナの塩害対策もしておく必要があります。