塩害に強い結束バンド

塩害とは文字通り塩分を含む風や雨、汚れなどが付着・侵入することにより建物や機材、電線などが腐蝕したり錆が発生することを指します。

電線ケーブルなどが傷むと大きな事故にもつながりかねません。その地形や河川の有無など様々な条件が関係してくるので一概には言えませんが、一般には海岸から2キロ以内を塩害地域と呼ぶことが多いようです。結束バンドとは通信線、電線、ケーブルなどをまとめるためなどに使用する産業用から家庭用の小さなものまで大きさも素材も実に様々なものが販売されています。

手軽に使え、しっかりと束ねることができるので今や産業にとっても家庭の中でもあらゆる場所で確実に大きな役割を果たす存在になってきています。その素材としてはナイロンやポリプロピレンからステンレスケーブルなど多種にわたり、その素材の特性を活かしたものが製造されており、目的に応じて選択して使用することになります。産業用の結束バンドとなるとその使用目的によって温度や紫外線、化学薬品、塩害などの環境を中心にして考えなくてはなりません。

対候性のポリプロピレンやナイロンなども開発されていますが、加えて耐食性、機械的刺激に強い結束バンドが必要になってきます。最近ではフッ素を含む合成樹脂であるフッ素樹脂材が目を浴びています。この特徴としては耐熱性、耐薬品性の高さ、摩擦係数の小さいことが挙げられます。塩害の強い地域においてもその力を発揮しています。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *